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プロジェクト

Psyche Navigation System

伝統知とサイエンスを循環的に融合したPsyche Navigation System技術の確立により、身体的負担のみならず精神的負担をもが低減された「安寧と活力が共存する社会」を実現します。現在、Psyche Navigation Systemは4つのプロジェクトを中心に構成されています。

プロジェクト一覧

伝統知DXによるこころと
社会の理想状態の自律探索と
自律提示

伝統知は、熟練した宗教家や哲学者など、一部の人間でないとアクセスしにくい状態にあります。本プロジェクトでは、宗教書や哲学書、倫理学書などのテキストデータを統合し、人工知能に機械学習させ、生き方やアイデアを自律探索、自律提示できるようにします。そして、予備知識のない一般ユーザーが、各自の個性に合わせて、理想な生き方やこころのあり方を追及できるよう、サポートします。

感情空間定義による
個人と社会の感情分布の可視化

私たちが持つ感情は、文化や歴史、経験に根差した多様なものですが、いくつかの普遍的と思われるものを除いて、その全容は明らかではありません。各感情の関係性や、それらが生起するときに起こる身体反応をコンテクストとともに計測することで、感情を多次元空間上に定量的にマッピングし、包括的に理解することを目指します。

CPMSプラットフォームによる
こころに寄り添う社会インフラ構築

私たちの生活するあらゆる空間で、人のこころを常時見守り、こころをあるべき状態にサポートし続ける環境を整備します。人に察知されないほどに超小型の粉末センサーなどを開発し、人のこころをありのままに捉え、家庭、学校、都市、車内等を含むあらゆる空間において、五感に働きかけるアクチュエーターを配置し、こころの安寧と活力を維持するための社会インフラを構築します。

情動シミュレータによる
個人・社会趨勢の予測

外的刺激が引き起こす人のこころの動きをセンシングし、機械学習によって刺激に対する反応をモデリングすることで、人の情動をサイバー空間上に再現する、情動シミュレータの実現を目指します。この情動シミュレータを用いることで、こころをあるべき状態に導く理想的な五感刺激を予測できます。また、個人の情動だけでなく、集団の中での相互作用をモデルに取り込むことで、社会の趨勢を予測するシミュレーション環境を構築し、社会をあるべき状態に導く政策の低減も視野に入れています。

ムーンショット型研究開発事業
MILLENNIAプログラム

当研究チームの調査研究提案(Psyche Navigation Systemによる安寧と活力が共存する社会の実現)が、2021年1月に、「ムーンショット型研究開発事業 新たな目標検討のためのビジョン公募(略称:MILLENNIA)プログラム」に採択されました。